何かの隠れ蓑だったのか？北海道フード特区構想にガッカリ！

2012年8月15日2013年5月20日

北海道知事・高橋はるみさんの …
「ＢＩＧな宣言」を受けてスタートしたはずの…

＜北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区（フード特区）＞

池上彰さんの「学べるニュース」ではないが …
一般市民には、何のことやら、
さっぱり分からないではないか？… と思われる

ものすご～く簡単に言うと…

北海道は「食材の宝庫」なのだから、それを活用して、

＜北海道民＞や＜北海道企業＞に、良い思いをしてもらう。

それを北海道庁が引っぱっていくために、
税金を使わせてもらいますよ！… というような意味である。

そして、下記の記事が…
2012年8月15日の北海道新聞朝刊に露出された。

＜フード特区18事業認定＞
＜助成など、総額43億円＞

しかし、それ以来 …

その具体的な18事業の内容や、それぞれの金額に関して、
北海道庁のホームページに露出されることもなく
Google検索でも、まったく引っかかって来ないのは、どうしてだろうか？

そして下記のサイトを、ようやっと見つけた。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/hodo/kaiken/h24/240801haifu-01.pdf

これも、また、読み解くのは面倒だと思うので …

池上彰さんの「学べるニュース」的に、
ものすご～く簡単にまとめると …
43億円を、下記のように使う！ということが分かった。

①士幌町／ジャガイモ選別・検別施設を購入する費用
②本別町／ガス濃度制御装置を購入する費用
③タイセイ飼料㈱（音更町）／飼料製造装置を購入する費用
④十勝農協／データ解析システムを購入する費用
⑤サンエイ牧場（大樹町）／バイオガスプラントを購入する費用
⑥㈱ベリオーレ（士幌町）／バイオガスプラントを購入する費用

★ 驚きの、ここまで全部、十勝の案件！
★ しかも＜北海道民に良い思いをしてもらう＞につながる要素が分からない

⑦佐藤水産㈱（札幌市）／本社社屋の整備に要する費用
⑧北海道情報大学／システムの機能強化／1千万円
⑨ノーステック財団・北海道大学／成分分析の共同研究／7億1千万円
⑩十勝圏振興機構／素材の開発／4億4百万円
⑪函館地域産業振興財団／素材の開発／4億7千5百万円
⑫北海道食産業総合振興機構／東南アジア・アメリカ「調査」／4千万円
⑬北海道食産業総合振興機構／海外市場ブランド化「調査」／4千万円
⑭北海道食産業総合振興機構／アスパラ輸出拡大支援／386万円
⑮北海道食産業総合振興機構／輸出プロモーション／186万円
⑯足寄町農協／塩蔵庫の整備に要する費用／2億1千2百万円
⑰ＪＡ士幌町／バイオガスプラントを整備する費用／6億3千3百万円
… 以上。

★ 本当に驚き！
★ ＜北海道民に良い思いをしてもらう＞要素が、ほとんどない！
★ 北海道食産業総合振興機構は、公務員の天下り先になっていくでしょう

■ これじゃ～、「どうですか～！」って公開できないのも、うなずけます！

それでは、＜北海道民に良い思い！へ直結する内容＞とは…？
僕が思うには、下記のような内容です。

＜Ａ＞北海道の観光業界の売上活性化のために使う！
＜Ｂ＞農業＆酪農生産者のモチベーションアップに使う！
＜Ｃ＞シャッター街の復興のために使う！
＜Ｄ＞全国・全世界に通用する、飲食店の育成に使う！
＜Ｅ＞高齢化が進む「地方の町おこし」に使う！

すぐに売上につながるアイデアに、
銀行が投資しないなら、変わって北海道が投資する。

どうして、こんなに、
知事も北海道の役人も「アンポンタン」なのか？

北海道民として、本当に悲しい限りです！

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